農場での惨事を経て、一人残された雅彦。「神様」の姿を追い求める彼は、自らの手で己の目を潰した。不自由な生活の中、それでも「神様」に近づいていることを感じる雅彦。妻・加代子の支えを得て、焼き物を生業とし始めてからも、雅彦の「神様」を求める心は収まることがなかった。そして長い時が過ぎ、2011年3月。東北地方を強い地震と大きな津波が襲ったーー。手塚治虫文化賞に二年連続ノミネートされるなど、高い評価を得た著者の渾身作、堂々の完結。
宮城県の田舎町に生まれ、身寄りのないイサオ。一方、医者の息子 である雅彦は、小学生の頃から、自分が生きていることの意…
人の魂を己に乗り移らせるような力を持つイサオと、生の意味を問い続ける雅彦。神様を探す二人旅の最中に、イサオは殺人の疑…
農場での惨事を経て、一人残された雅彦。「神様」の姿を追い求める彼は、自らの手で己の目を潰した。不自由な生活の中、それ…