新たな国づくりに燃える吉田たちの前に、公職追放を解除された鳩山一郎が現れた。鳩山は吉田に密約通り政権を譲ることを要求。「総裁に戻ればまずは憲法改正と再軍備だ」張り切る鳩山だが、吉田は鳩山に新生日本を託すのは危険と判断、鳩山派と“政治生命”をとり合う政局を交えることを決意する。そんな中、池田は財政の師である石橋湛山と財政論争で激突! 巻末にはスピンオフ読み切り「大蔵大臣 田中角栄」を収録!
1947年。終わりの見えない占領が続く日本。復興財源をかき集める大蔵省次官・池田勇人の前に現れた吉田茂が吼えた! 「…
1949年。政界に打って出た池田勇人は、トップ当選を果たすや、吉田茂から大蔵大臣に任命された! そこへ新GHQ経済顧…
1950年。池田は“中小企業発言”により不信任案を提出された。政治生命の危機に思い出したのは、若き日の壮絶な闘病生活…
朝鮮戦争が勃発し、東西対立が激化する中、米軍の物資の調達拠点となった日本に好景気が訪れた。池田は特需後のインフレを見…
国民の悲願である独立に向け、吉田は超党派挙国一致の講和全権団の編成に入った。そこに立ちはだかるのは、内容不明の安保条…
新たな国づくりに燃える吉田たちの前に、公職追放を解除された鳩山一郎が現れた。鳩山は吉田に密約通り政権を譲ることを要求…
不信任案可決で通産大臣を罷免された池田の前に大蔵官僚・下村治が現れた。下村の口から語られる経済理論と日本経済の未来予…