東京の小さな古書店・青永遠屋(おとわや)に、楽園を見つけた少女・内海草子(うつみ・そうこ)。どこにも居場所がなかった草子が、青永遠屋を通じて出会った本を、ひたむきに読み解くことで、徐々に人々や世の中と結びついていく。「生きてる本の中でならあたしは……誰とでも会える。生きてる本の中でならあたしは……どこにでも行ける。」草子の澄んだ心が紡ぎ出す、爽やかな読書案内記(ブックガイド)。
東京の小さな古書店・青永遠屋(おとわや)に、楽園を見つけた少女・内海草子(うつみ・そうこ)。どこにも居場所がなかった…
本を愛する皆様へ。今回は『老人と海』、『山椒魚』、『バベルの図書館』、『銀河鉄道の夜』、『夏への扉』、『月と六ペンス…
初恋のきらめき。親との別離(わかれ)――。傍らには、いつも本がいてくれた。14歳の草子(そうこ)が紡ぎ出す爽やかな読…