戦いが苦しくなるにつれ、みんなの心がひとつになっていく――。風景が死んでいくにつれ、人間が生き生きとしてくる――。反対派の心のよりどころだった御料牧場(ごりょうぼくじょう)が消え、今やこの闘争は人間の尊厳と農民としての誇りを守る戦いになっていた!! 来年4月の開港を阻止するため、子どもまでもが学校を休み、運動に参加することになった。だが、それを見かねた教師たちは、母親たちと話し合うことになり……。衝撃の第5弾!!
「ぼくの村」、それはどこにでもあった日本の村のひとつだった――。1966年6月、少年たちは暗闇のなかで、青白く輝く馬…
新空港建設の反対運動に乗り出した大人たちの姿は、少年たちにも多大な影響を及ぼしはじめていた。そんななか、父母たちの運…
父も母も兄も、そして祖父やぼくまでもが、反対運動へと身を投じていった。村中総出の集会の日、「ぼくの村」に駆けつけた学…
「ぼくの村」が、少しずつ消えていく。見捨てられた家や畑は、もう二度と人の温もりを感じることはない――。外(ほか)の土…
戦いが苦しくなるにつれ、みんなの心がひとつになっていく――。風景が死んでいくにつれ、人間が生き生きとしてくる――。反…
ついに国からの宣戦布告か!? 「ぼくの村」の“闘争”は、いつしか“戦闘”へと姿を変えていた――。大規模な強制測量が行…
国がぼくらの土地を奪うというのは……、こういうことだったんだ――! 「ぼくの村」の村人たちは、国が持ち出した強制収用…