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私は令に恋をした。同じように2人と一緒にいて令に恋をした。「恋」を自覚した瞬間から、令は私の太陽になった。もし生きていたのが、令だったら――…。臣。何故この街に帰って来たの。「お前に会いたかったからだよ」「あの時」「令が階段から落ちたあの時」「俺が押したんだって言ったら?」太陽と地球の間で、太陽の光で見えなくなった月は、少しずつその姿を現していく――。「少しづつ、お前が当然の様に持っていた物、もらっていくから」私は、子供の頃から一緒にいても臣の事を見ていなかったのかも知れない。