「これが廓の女の末路か・・・・うちに幸せなときなどあったやろか」親友の菊由の看病をして自らも病に冒された霧里は、絶望しつつも気丈に、東雲との再会を待ち続ける。時を経て、朝霧の妹女郎・八津は成長し、妹分の三津や茜を従えている。遊女が恋なんかしても仕方ないと割り切る八津だったが、美形の髪結・三弥吉が現れて心が揺れ――!?もどかしくせつない恋が加速する官能純愛絵巻第四弾!
江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。 小見世・山田屋の遊女・朝霧は、美形の職人・半次郎と出会い、生まれて初…
江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。 山田屋の新造・茜は、美形の船頭・平左に片想い中。 しかし、彼は大見…
「いつか江戸に会いに行ったるからな。待っててな」「あてにせんと待っとるわ」京都島原の売れっ子遊女だった霧里は「他の遊…
「これが廓の女の末路か・・・・うちに幸せなときなどあったやろか」親友の菊由の看病をして自らも病に冒された霧里は、絶望…
遊女が恋したって堕ちて行くだけ 自らに恋を禁じている八津は髪結の三弥吉に惹かれつつも、自分を抱くなら客として来てくれ…
プライドを貫いた霧里や恋に生きた朝霧・・・。たくさんの遊女たちの人生が重なり合い、時にもつれ、また、はかなく結ばれる…