想いは、絆に。親を殺した修羅が一人。親を殺された修羅が一人。幕末、二人は出会い、いつしか心は、修羅から人へ。拠るべきは、強さではなく、不可侵の絆。市(いち)、十馬(とうま)、邂逅のとき──。 ◎1863年2月、京都。攘夷浪人・清河八郎(きよかわ はちろう)と徳川への忠義を貫く武士・近藤勇(こんどう いさみ)の、意地と信念が激突! 新選組誕生の瞬間、その渦中にある市は!? 市と志士たちの物語、完結!
幕末最強、女座頭市(ざとういち)、推して参る!! 女がいた。両の瞳は光を知らず、夢も希望も無用の身。あるのは唄と冷た…
一途に、侍。伊庭八郎(いば はちろう)見参!! 夢もない、希望もない、哀しい修羅。彼女の名は市(いち)。盲目にして居…
まだ、弱い。土方歳三(ひじかた としぞう)、沖田総司(おきた そうし)、未だ熟さず。人の域を超えた仮面の剣客――名を…
哀しいほど強い。弱かったから怖かった。弱かったから光をなくした。哀しいよすがといわれても、闇で生きる為、独りで生きる…
士道とは何か。苦悩する斎藤一(さいとう はじめ)。1862年夏、仇を捜すため、己を探すため、東海道から京へと向かう、…
浪士組結成。清河八郎(きよかわ はちろう)、文に長じ、武に秀で、同志を想い、妻を愛した幕末の姦雄。その才ゆえに、倒幕…
想いは、絆に。親を殺した修羅が一人。親を殺された修羅が一人。幕末、二人は出会い、いつしか心は、修羅から人へ。拠るべき…