自分と共にたくましく健気に生きようとする様に、そして何より体の相性のよさに、紫苑を「愛し」始めた能之。自分を受け入れ歓喜の声を上げる紫苑もまた同様に自分を「愛し」始めていると思っていたのだが、紫苑の心の中に棲んでいたのは…。愛と哀の江戸BL!(※電子雑誌「kyapi!」 vol.10に掲載された「陰の間に花3」と同内容です。)
時は江戸時代――。額にできた瘤のために主人に捨てられた陰間・紫苑を引き取ったのは、薬種を育て藩に納めている薬師だった…
主人に捨てられた陰間・紫苑は、自らの境遇を儚みつつも「生きよう」としていた。紫苑を引き取った薬師・能之は、そんな紫苑…
自分と共にたくましく健気に生きようとする様に、そして何より体の相性のよさに、紫苑を「愛し」始めた能之。自分を受け入れ…
陰間として売られた自分に、「己を失わぬ術」を教えてくれた旦那様。その旦那様への思慕とは裏腹に、薬師・能之と交わるたび…
あたかも角のように育った瘤…ひそかに願っていた旦那様との再会の望みを絶たれ打ちひしがれる紫苑。その様に「心に旦那様が…
旦那様の死への関わりを疑い能之を詰問する紫苑に、能之が発した真実は…。ただひたすらに旦那様に焦がれ続けた紫苑と、それ…