仕事ができて男にも困らない。男はからだだけで充分、束縛する男はいらない。自由を満喫していた城下繭子を突然襲った発作。割りきりの男・望とセックスしていれば発作は治まる、望と結婚したらこのパニック障害のようなものも治る――繭子はいつしかそう考えるようになっていた。けれど望はつき離す。かつての繭子のように。依存する、自分がなりたくなかった女になってしまった繭子は!?
仕事ができて男にも困らない。男はからだだけで充分、束縛する男はいらない。自由を満喫していた城下繭子を突然襲った発作。…
自分の症状が「パニック障害」というものだと理解した繭子は、心療内科に出かけていく。ハンサムな男の医者に、つい気を引く…
パニック仲間から執筆をすすめられ、作家になることを決心した繭子。ウエイター・和樹との恋物語を書き始め、症状もおさまる…