人が産まれたとき誰にも必ず現れる子守の精『乳母の木』。少女・つるの乳母の木は目覚めず、つるはその疎外感と孤独感から心を閉ざしていた。しかし、つるの17歳の誕生日、その乳母の木は美しい青年となって目を覚ました。青年はつると一日一回キスをしないと枯れてしまうという。まだ恋も知らないつるは、青年にただただ戸惑うばかりだが――。
人が産まれたとき誰にも必ず現れる子守の精『乳母の木』。少女・つるの乳母の木は目覚めず、つるはその疎外感と孤独感から心…
つるの目の前に現れた乳母の木の精、その美しい青年につるは「シロ」と名前をつけた。一日一回のキスとあふれるほどに注がれ…
シロが枯れてしまわないために必要だったはずの一日一回のキス。けれど、シロがそれだけではない思いを抱えていると知り、つ…