歌舞伎への自信もあやめも失い、自暴自棄になる一弥。 そんな一弥の様子に、恭之助は、あやめを傷つけたことを責めることも忘れ、衝撃をうける。 さらに、一弥は驚くべきことを伝える。 『もういいんです カブキやめるつもりですから』 一弥の引退発言を受け、想像以上に狼狽えてる自分に驚く恭之助だが、 その気持ちの正体は分からない。 恭之助にとって、目障りな存在のはずの一弥。 だけど、辞めてほしくない。 一弥に何とか引退を思いとどまらせようと、恭之助はある行動に出る--! 恭之助と一弥、2人の想いが共鳴する!魂がゆさぶられる第5巻!!