紀元前・中国……大陸は一人の男によって初めて統一される。後の世にはその本当の名より、初めての皇帝「始皇帝」の名で知られる絶対者の支配は苛烈を極めた。その支配者を討たんと、一人東に向かう男あり……名を張良(ちょうりょう)、字を子房(しぼう)という。後の天才軍師・張良を主役に据えた川原版“項羽と劉邦”堂々開幕!!
紀元前・中国……大陸は一人の男によって初めて統一される。後の世にはその本当の名より、初めての皇帝「始皇帝」の名で知ら…
滅ぼされた韓と弟の仇を討つため、始皇帝を倒す旅に出た張良。黄色い石を握りしめていた黄石、四凶の名を冠する強者・窮奇を…
始皇帝、突然の病死により大陸は動乱の時代に突入。各地で英傑達が決起していく。そんな中、張良は“愚の龍”劉邦の軍師とな…
秦軍を張良の知略と劉邦の器で、降伏させ兵を増やした沛の軍勢。だが、事態を急変させる報せが届く。七万の項梁軍が、景駒と…
項梁との対面を乗り切り、客将の立場と兵を得た劉邦達。兵力を増やし豊を落とした帰り路、張良は項羽と遭遇する。そして黄石…
韓王を擁立した張良は、その力を天下に知らしめるため、戦いに打って出る。「城を陥とす」と語る鬼謀は如何なる物か?
宋義を斬り捨て、楚軍を掌握した項羽。目指す先は鉅鹿の地--。二十万以上の秦軍が鉅鹿城を囲み、反秦勢力を壊滅せんと目論…
鉅鹿の地で項羽が二十万の秦軍を破る!! この報に活気づいた劉邦は西へ・・秦の都がある関中攻略へ軍を進める。一方、項羽…
張良の策により秦軍に勝利し、関中へ近づく劉邦軍。だが、先に待ち構えるは天険・函谷関。張良は、この難所の攻略ではなく、…
一時は策を失するも、劉邦の将としての器と張良の機転により、宛を下した劉邦軍。関中に入るため、武漢を目指し西進を続ける…
悪官、趙高の暗殺により、結束を強めた秦軍。咸陽攻略を目前に、高い壁が立ちはだかる‥‥長きに亘る戦いに幕を引くべく張良…
項羽40万のへ兵が、明日劉邦を攻める‥‥。突然の報に、張良は再び軍師として劉邦の下へ。怒りの鎮まらない項羽との会合に…
『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。秦末の動乱期に覇を争っ…