オカルト同好会「浪漫倶楽部」に籍を置く僕、相羽英男。退屈な日々を送る退屈な僕の前に、不思議な空気をまとった入部希望者、早華胡桃は現れた。その日、2人きりになったその部室で、僕は彼女の言葉に耳を疑った。「ねぇ、……して見せて」。退屈な日々は緊張の日々へと変化した。そして……。
オカルト同好会「浪漫倶楽部」に籍を置く僕、相羽英男。退屈な日々を送る退屈な僕の前に、不思議な空気をまとった入部希望者…
「ずっと見ていたんだよ。君の顔を、君が……した瞬間の顔も、……した後の顔も、全て」。僕は……恥ずかしいのに、すごく……
ある日胡桃が「体調不良」で欠席。前日聞かされたイヤな噂のせいに違いないと思った英男は……!? できない僕とさせない君…
クルミがヒデオの家に行きたいと言い出した。“はじめての女の子”に相羽家は大騒ぎに……!!
胡桃に風邪をうつしてもらった相羽。熱にうなされているところに胡桃が見舞いにやって来て「体を拭いてあげる」と……。
クルミの家で、2人きりの花火……。とても幸福なその空間に、あのオジサンがやってきた。逃避できない現実が……!?
季節は夏から秋へ。早華の体内から流れ出るものでヒデオが舐めたことがないのは、もう涙だけ。2人の距離はさらに少し近づき…
入院してしまったクルミに、ヒデオは約束の“波の華”を見させてあげられるのか。やれなかった僕とさせなかった君の物語、涙…