読めば読むほど愛しさと尊さに悶える!アニメ化決定作品『イジらないで、長瀞さん』に見るドS少女のピュアな恋愛像

最恐の“Sデレ少女”、現る!
憎たらしいけど愛おしい、何か目覚めてしまいそうな…!?
『イジらないで、長瀞さん』の魅了を解説!!
意識すればするほどのめりこむ長瀞さんの魅力
漫画を描くのが趣味のちょっとオタクな”センパイ”はある日、自分の書いた漫画を同じ学校のギャルたちに見られてしまう。
そして、その中でも特につっかかってきた後輩が『長瀞さん』だった!!
ものすごく的確に痛いところを突っ込んでくるし、ズケズケと土足で踏み荒らすのだ!
最初の印象は最悪!!だけど長瀞さんにも想うところがあって…?

読んでいくうちに長瀞さんの素直になれない気持ちが見え隠れしてきて、
あれなんだかこの2人、かわいいぞ…となっていました。
最近ではヤキモキするパターンもあり、ちょっと歪ですがしっかりと精度の高いラブコメでした!

✔愛を感じる二人の関係

長瀞さんの積極的なアプローチにもドキッ
少しずつ縮まるセンパイと長瀞さんの距離。
長瀞さんがやりすぎて気まずくなる事も、思わず言いすぎる事もありますが、毎巻確実に近づいていっています。
やがて二人の関係は友達以上のような…!
とにかく素直になれない二人のかけあいに愛を感じて尊い…
あと直球ではないにしても、ごまかさず、別のベクトルで想いを伝える長瀞さんには悶えてしまいます。
これが「Sデレ」かぁ…

外野が邪魔することはあれど、長瀞さんの想いは、もしかして純愛!?
さぁどのように展開していくのか、見届けよう。

✔むしろ安心する

第一印象こそ最悪だが、二人は少しずつ成長していく…
長瀞さんは、はじめこそ「そこまで言うの!?」というほどイジってきますが、
だんだんそれが通常運行だと身に付きますと、むしろイジらない長瀞さんの場合落ち着かない…
長瀞さんはただイジわるなだけでなく、素直になれない「照れ隠し」の側面もあるんですね。
ナナシ先生はとにかく多彩な表情を描くので、セリフがなくてもどう思っているのかわかりやすい構成になっています。
なのでセリフの字面だけではわかりにくくても、どの気持ちからの行動なのかわかりやすい「イジり」となっていて読みやすい…
そして、安心します。

なんだか別のものに目覚めてしまいそうで…
長瀞さんだけでなく、たまーに男らしいセンパイの成長にも注目です!

▼ 作品情報 ▼

イジらないで、長瀞さん

著者:ナナシ


(C)ナナシ/講談社