異国の血を引く少女の成長物語。人魚姫みたいだ―――『金色ジャパネスク~横濱華恋譚~』

ライバルや壁が次々と立ちはだかるラブロマンスですが、二人の成長と共に進行するストーリーは夢中になってしまいます。毎話グッとくるシナリオに名シーンの連続。どのシーンが一番とは、決めがたい作品

✔おすすめ漫画ポイント!

異国の父と日本人の母の間に生まれた主人公・茉莉亜。
異端の外見として髪を黒く塗り、目も隠しながら生きてきたが、
名士・黛家の子息である麟太郎と出会い運命が動き始める!
ツンツンとしたプライドの高い麟太郎だが、筋を通して思うままに立ち向かう様にキュンキュン!!
こんな彼にアプローチされたら、どんな困難も乗り越えられそう!!

✔身分格差の恋のもどかしさ

茉莉亜と麟太郎にはどうしても拭えない身分格差という壁があります。
さらには茉莉亜は異国の血を引いているというハンデが…
しかし麟太郎は自分の恋を貫くため覚悟を決めて婚約を迫る。
茉莉亜も強くなりたいと願い、少しずつ成長していう過程が尊く、より強いロマンスを感じます。
一体どうなってしまうのか、目が離せない恋物語です。

✔多様性と共感

大正ロマンスながら、麟太郎の茉莉亜に対する肯定的な態度は多様性を受け入れる現代的な感性を感じられます。
見た目も考え方も他人と違うことは悪い事ではないという彼の意思にハッとさせられます。
最初はいじわるな彼でしたが、誰よりも周りを見て、自分を貫き豊かな視点を持っている。
そんな頼もしい男気に胸が高鳴ります。

ライバルや壁が次々と立ちはだかるラブロマンスですが、二人の成長と共に進行するストーリーは夢中になってしまいます。
毎話グッとくるシナリオに名シーンの連続。どのシーンが一番とは、決めがたい作品でした。
ソク読みスタッフおすすめの少女漫画!!

▼ 作品情報 ▼

金色ジャパネスク~横濱華恋譚~

著者: 宮坂香帆

日本×西洋ヒロインの明治レトロ・ロマンス 時は明治――文明開化で栄えた港街・横濱。 16才の茉莉亜は、父譲りの金髪と碧い眼を隠して生きてきた。 その異端の外見は、周囲の人から嫌厭され、差別を受けるから… 異国に帰ってしまった父、目立つなと厳しく躾ける母… 憧れの女学生を横目に、俯いてやり過ごす日々。 しかし、名士・黛家の子息である麟太郎に本当の姿を見られ、思わぬ言葉をかけられる。 「おまえ…人魚姫みたいだ…」 その日から茉莉亜は、身分も、出自も越えた世界に飛び込んでいく--! 時代を彩るニューヒロインの、絢爛華麗シンデレラ・ロマンス!


(C)宮坂香帆 / 小学館