兵棋演習第二戦。ミッドウェー沖で米軍を率いた櫂は、黒沼率いる日本軍を撃破。その勢いのまま、日本が米国と戦争することがいかに愚かかを説く。しかし黒沼は、国力の差を戦略で上回り勝利を収めることこそが参謀である自身の使命だと主張。議論は平行線のまま終わる。一方その頃、横浜で建造中の「大和」で事件が起こる……。戦艦「大和」炎上。艦内で発生した火災により、男たちの運命が狂い始める……。風雲急を告げる第26巻!!
戦艦「大和」を阻止せよ!!! 日本の未来を1人の数学の天才が変える!? 時は1933年。日本海軍の中枢・海軍省の会議…
戦艦「大和」は無駄か!!? 超巨大戦艦建造計画VS.数学の天才!! 山本五十六ら“航空主兵主義”派は、対立陣営が計画…
海軍省の会議室で始まった新型戦艦計画決定会議。戦艦「大和」の真の建造費を導き出した櫂直(かい・ただし)は、対立陣営で…
水雷艇転覆事件に端を発する海軍全艦艇の改修事業。その総指揮を執る事で海軍内での発言力を増した平山造船中将は、櫂に白紙…
堀越二郎氏に対抗する戦闘機を航空廠で製作するため、10日以内に中島飛行機製の発動機の提供許諾を得たい櫂だが、中島には…
いよいよ本格的に始まった航空廠での戦闘機製作。櫂は中島の設計主務・小山悌氏の設計理念に刺激され、搭乗員の安全を重視し…
性能試験と模擬空戦の二日間で採用機を決めるという山本五十六の号令に、現場は大混乱。調整が不十分な櫂たち航空廠チームは…
一度は三菱機に決まりかけた九試単座戦闘機の制式採用だが、櫂の機転で空母「赤城」への着艦試験が追加され、決定は持ち越し…
櫂はマル3計画には不必要な船渠の拡張工事が行われていると聞き、それを確かめるべく呉へと向かう。そこで見たものは「大和…
平山の「大和」を止めた櫂は、海軍省を辞める決意をする!?しかし、それを時代が許さなかったーー!!陸軍省への突然の討ち…
戦争を阻止する目的で「大和」を造ることに決めた櫂。自らが設計した新「大和」の建造計画を進めるべく海軍の承認会議に臨む…
戦艦「大和」を建造するための工作機械や、最新技術買い付けに櫂がドイツへ出張する!しかし、最新技術を買い付ける金塊が足…
ドイツから帰還した櫂はついに戦艦「大和」建造を本格的に開始する!!そこに搭載されたのは前代未聞の最新兵器!?そして、…
二・二六事件に巻き込まれ、生死の境を彷徨った櫂は日本に漂う開戦の気配を感じていた。山本五十六からも戦艦「大和」の工期…
最新の技術力を米国に見せつけることで戦争の回避を狙う櫂は、米国のスパイと思われる綾部マキコに接近する。その目的は彼女…
日本側へ寝返らせた米国のスパイである綾部マキコを通じて、櫂は戦艦「大和」の情報を流す。その情報は米国大統領・ルーズベ…
櫂が立案、参加した上海への渡洋爆撃は、成功したが中国軍との交戦により坂巻ら7名が戦死する。生還した櫂は、嶋田らに全航…
櫂が上海の物資集積所を爆撃した作戦を応用し、ドイツが周辺国を相次いで爆撃。そしてポーランドに侵攻し、第二次世界大戦の…
櫂VSアメリカ。ここで日本の未来が決まる! 運命の「日米和平協議」編!!席次変更のため一時中断という波乱の幕開けとな…
日米和平協議も、残すところあと1回。米側の案内でニューヨークを訪れた日本大使一行は、世界一の都市の圧倒的経済力と、ニ…
日米和平協議、炎上中。戦艦「大和」をアメリカに売却!?米大統領ルーズベルトも姿を現し、ますます紛糾する日米和平協議。…
日本を動かす重鎮、一挙集結。日米協調か、対決か。近衛文麿別邸にて、超極秘会議が始まる!近衛文麿の別邸「荻外荘」に日本…
櫂、逮捕!? 特高警察・藪本の暴走で、命の危機‥!!大詰めを迎えた日米和平協議の報告会議。「大和」売却に猛反発する山…
櫂、まさかの艦隊勤務! 新天地は連合艦隊旗艦「長門」。帝大同期の旧友・前田によって藪本の拷問から救出された櫂は、病…
連合艦隊の主計科に赴任した櫂は、旗艦「長門」の艦内で行われる兵棋演習の記録係を務めることに。作戦の舞台は、ハワイ・オ…
兵棋演習第二戦。ミッドウェー沖で米軍を率いた櫂は、黒沼率いる日本軍を撃破。その勢いのまま、日本が米国と戦争することが…
鋼材不良問題により建造中止の危機に陥った横浜の「大和」。建造再開を目指す櫂は、改修案を出すべく船殻強度の再計算を始め…
米国に売却するはずだった横浜の「大和」の廃艦が決まり、櫂は日米開戦を覚悟。短期決戦・早期講和の道を模索することに舵を…
柱島を通過する「大和」に乗艦した櫂は、艦内で平山と遭遇。平山は櫂に勝利宣言をするが、櫂は一歩も引かず、平山の「大和」…
「ゼロ戦」の採用をめぐり、櫂と五十六が激しく対立‥‼開戦の引き金は、外交官の翻訳ミス!?米国の石油戦略に日本が慌てふ…
外交官の早とちりから始まった米国の日本への石油輸出禁止発言は新聞記事となり、世間に大きな衝撃を与えた。櫂が乗艦する「…
真珠湾攻撃実行のため、航空母艦「赤城」に乗艦し、荒波の中ハワイへ向けて出発した櫂。「赤城」艦内は作戦成功に向けて大い…
日米開戦まであと一日となり1941年12月6日。駐米日本大使館では、米国へ向けた宣戦布告文が作成されていた。そして1…
学問に励む時間は何物にも代えがたい幸せだった……。無事に帰還し、宿題の答え合わせをする。若き航空兵が胸に抱くのは、櫂…
対米戦争への勝利のため、国民の一致団結を訴える内閣総理大臣・東條。だが内心では、真珠湾攻撃の成功に安堵し、先行きを楽…
ミッドウェー攻撃作戦の計画書を提出するため、単身軍令部へ赴く櫂。今泉という男が出迎えるが、態度や言動の真意が掴めず、…
最後の希望、あるいは最後の絶望。この瞬間、戦争が終わる。「大和」は使用されず、沈みゆく日本とともにある。軍令部は櫂が…
追い詰められ、自責に駆られ、その先に櫂が見出したものとは。櫂と東條、因縁の二人が最後に交わした言葉。櫂の口から語られ…