「泥の民」を守るため、“元・人間”のバケモノを殺したヒルコ。しかし、自分が殺した“元・人間”の霊が、ヒルコのまわりに群れてヒルコを苦しめる。そこに現われた精霊は、ヒルコこそ、魂を混沌へと導く門「魂の門」であると言い、苦しんでいる霊たちを救うように諭した。ヒルコはその言葉を聞きいれ、一人、霊を焼く業火に向き合うが……。宿命に引きずられるように、ヒルコは世界の秘密に近づいていく……。
地球人による環境改造(テラ・フォーミング)から1万年……科学文明の記憶は失われ、かつて「金星」と呼ばれた惑星は、遺伝…
人語を操る金毛のシシザルから「おまえはこの森の王になる」「近い将来一人で地獄へ“降りる”」と謎の予言をされた獅子猛者…
初恋の人・ナズナが、嫁ぎ先のオチボの村を3年前に追い出されていたことを知ったヒルコ。女性一人で、3年も生き延びること…
スズシロの村を襲ったのは、オチボの村を仲間に引き入れた八分(はちぶ)衆だった。ヒルコの育ての親・大爺も地獄(=森の底…
南四が一の人々の前に現われた、「管理人」と名乗る謎の男――。一方、“落人(おちゅうど)の村”のナズナの前には、「イナ…
馳雄(はせお)との闘いに敗れ、森の底へと落されたヒルコを助けたのは、またもや精霊だった。精霊は、大爺がイナンナにとら…
「泥の民」を守るため、“元・人間”のバケモノを殺したヒルコ。しかし、自分が殺した“元・人間”の霊が、ヒルコのまわりに…
黒の塔から現われてヒルコを狙ったのは、圧縮レーザーや削岩用のハンマードリルを搭載した「写し身の巨人」だった。さすがの…