美人検察官のもう一つの顔は売春婦。そして彼女は殺された…!大学生まで、実の父親と禁断の関係を続けていた正美。愛する者との永遠の別れは、ある日突然訪れた。全てを知りながら、自身も隠れて不倫を続けていた母はお互いの秘密を墓場まで持っていくことを提案し、娘と決別した。父の影を追い、同じ検察官への道を志す正美だったが、日々心の疼きを鎮まらない。「お父さんとシタい…」いてもたってもいられず、立ちんぼが客引きするラブホ街に足を向ける。頭の中を法律の条文が巡る中、母親の言葉が頭に浮かんだ。「バレなきゃ大丈夫なんだから…」