国王から届いた書状には今年こそ王都に顔を出すようにと書いてあった。王都といえば、恩師であるルトフェルに会えるかもしれないとソワっとするララだが…?
国家魔術師のララはことあるごとに求婚してくる幼い弟子・アリステアを伴い危険度の低い魔物討伐に向かう。しかしそこにいた…
自ら石像になってから20年……。魔法がとけて目を覚ましたララが目にしたのはとても立派な宗教施設と、飾り立てられた己の…
『絶望的なまでに子供にとって親は世界の全てなの』国家魔術師になったばかりのララが上司のルトフェルにやんわり命じられた…
『あなたはもう私のものです絶対に逃がしはしませんよ』気力も魔力も体力も空っぽのララが気絶から復活するとそこに現れたの…
豹変したアリスに迫られ覚悟を決めるララ。けれど一線を超える前にアリスは手を止めてしまう。貞操の危機を脱し一安心したも…
全肯定で褒めて褒めて褒めて育てた末に訪れたアリステアの【反抗期】!!!頭を抱えつつも成長を喜ぶララ。しかし思わぬ事件…
己を害した人間を強大な力でねじ伏せたアリステア。彼の癒えぬ心の傷の深さに悲しみを覚えるララ。人との繋がりをアリステア…
自分の息子にならないかとアリステアに提案するララ。名案だと思っていたのに「死んでお断り」とすげなく却下されてしまう。…
眠りから目覚めたララの目に入った肌色は愛弟子アリステアのものだった…。昔はララの方から寝床に潜り込んでくれたと斜め上…
「彼女さえいなければ人間なんて滅んでしまってもいいのに」やさしいばかりのララに怒りを覚えてもいいのにと思いなやむアリ…
悪夢の竜討伐を生き残ったアリスに残されたのは、「子供の分際で死ぬなんて絶対に許さない」という呪いにも似た言葉と、ララ…
ララの敵を討つことを誓ったアリステアはルトフェルに弟子入りして魔法の研鑽に励む。しかし、習うことはララに教えられたこ…
ララの仇の腹の中から出てきた石像の乙女。その姿はありし日の師匠に瓜二つで…?
ひどい扱いを受けても、相手を傷つけたくないと強く願う幼いララが発現させた己を石化する魔法。しかし、それは無知な人間を…
古竜討伐の見返りにヒトに見捨てられた土地を強請るアリステア。枯れ果てた大地に興味もない国王は爵位と共に示された土地を…
ララの望んだ世界を作るため自分の領地の統治にいそしむアリステア。しかし、潤う領地とは裏腹にアリスの胸に募る虚無感と激…
乙女の石像の行方を知る人間を城に召喚したアリス。かすかな希望を胸に謁見の間に赴き顔を上げるように命じるとそこにいたの…
アリスに手を引かれ乗り込んだ馬車で案内されたガ―ディナー伯爵領。そこには過去、ララが夢見た理想の国が広がっていて…?
ララの何気ない夢物語りを叶えようと愚直に努力したアリステア、自分のせいで彼の人生を奪ってしまったとララは涙を零す。そ…
天才だから大丈夫というアリステアに若干の不安が残るもののアリステアに身をゆだねる決意をするララだが―――?
ついにララと結ばれるアリステア…彼は天才なので失敗はないはずなのだけれどララのフォローがアリスを刺激してしまい―――…
アリステアと想いを通わせた翌朝、彼の姿が朝日に照らされ眩しく映る。しかしよく見るとアリスのいでたちは本当にきらきらし…
正式にアリステアと結婚したララ。領主夫人としての初公務は孤児院の視察。幼いころの自分を知る院長の言葉に昔の己の夢を思…
国王から届いた書状には今年こそ王都に顔を出すようにと書いてあった。王都といえば、恩師であるルトフェルに会えるかもしれ…
アリステアの不在により恋心を自覚したララ。たった数日で感じるさみしさを20年間抱え続けたアリスの心を思うといてもたっ…
竜が村へ入るのを食い止めようと馬に乗り森へ向かったララだったが、そこには魔障をつけられた国家魔術師がいて―――!?
夜襲にあったアリステアだが圧倒的な力の差を見せつけ一掃する。うんざりしつつ自領にいるララへ思いを馳せるが?
王都で貴族同士の社交に励んだアリステア。最後に会ったのは師であり、まったく余裕の持てない相手ルトフェルで…?
ララが結界の外に出たことを察知し急いで領地に戻るアリステア。邸に戻り使用人に状況を確認し、ララの元に向かうが?
竜の腹から助け出した石像のララを邸に連れ帰るアリステア。二度目の絶望を前に思い出すのは短い幸せの記憶で……。
間違えるはずのない優しい声が自分の名前を呼ぶ―――。思わず顔を上げるとそこには生身の最愛の人がいて…?
石像から戻ったララから初めて愛の言葉をもらったアリステア。それだけでは足りずさらに彼女を求めるが…?
目を覚ますと愛するララがいることに改めて幸せを実感するアリステア。その幸せを守るため動き出すアリスだが…?
ガーディナー領に越してきたルトフェル夫妻をもてなすアリステアとララ。宴の席でルトフェルがアリスにある仮説を話はじめ……