嵐は隼之助に亡くなった妻がいたこと、彼から盗んだ簪はその妻の形見であったことを知る。隼之助が帰宅するとそこに嵐の姿はなく、嵐が手作りした着物と簪、置き手紙だけが残されていた。嵐を探して隼之助が向かった場所は…。人情派江戸BL、完結! ※本電子書籍は『mimosa vol.44』収録の「花の都に咲く恋は 第五話」と同じ内容です。
江戸時代中期、京都。祇園祭の賑わいのなか、同心の隼之助は財布と妻の形見であるかんざしを盗まれてしまう。かんざしだけで…
孤児の面倒をみるため女の恰好でスリをしていた「らん」。なぜか彼を放っておけない隼之助は、孤児の面倒は自分がみると言い…
茶屋の娘の身代わりとしてごろつきに囚われてしまった嵐。危機一髪のところで助けた隼之助は、人の為に尽くす嵐の身を案じて…
嵐とともに任務にあたった幽霊騒動の正体は、生き別れた仙助を探す彼の母親だった。任務中、幽霊が苦手で調子を崩してしまう…
嵐は隼之助に亡くなった妻がいたこと、彼から盗んだ簪はその妻の形見であったことを知る。隼之助が帰宅するとそこに嵐の姿は…