眼前にありて見えぬものこそ“草”たる使命なり。柳生の“草”の手練たちの思いもよらぬ忌まわしき秘技が、一刀親子の命を狙う。追いつめられた柳生の手段を選ばぬ恐るべき追撃!宿命の親と子の運命は如何に!
原作・小池一夫、作画・小島剛夕の黄金コンビで評判となった日本の代表的時代劇画。柳生一族の陰謀により妻を失い、遺児・大…
一殺五百両!子連れの刺客、人呼んで “子連れ狼”。刺客道を貫くことこそ拝一刀とその子大五郎の狼親子の生きる道。胴太貫…
妬みの火の川、貪欲の川。その間を貫く狭き白道を一心に進めば、浄土彼岸に達す――。二河白道(にせんびゃくどう)の悲願と…
人はそのはかなき一生の中で愛憎恩怨(あいぞうおんえん)、喜怒哀楽を持つ。悲願とはその「怨」を達せんがため他の一切を断…
名うての人斬り、柳生軍兵衛、山田朝右衛門が一刀に迫る!撃斬の舞台はととのった。六道四生、順逆の境に至った親と子の運命…
一殺五百両の報酬は、悲願達成への費用(ついえ)。一刀と大五郎の刺客道に退路はない、よって進むのみ。一刀の用いた一兵た…
依頼されたら、その信義を死ぬまで貫くことこそ、刺客の道なり。生きて二度と帰れぬ修羅悲願の中に生きる宿命の子。大五郎に…
権謀術数をめぐらし奸計をはかり、幕閣の陰で暗躍する柳生列堂。柳生のある限り真の武士による御正道は実現せぬ!士道を貫い…
常に心に死あるをもって奉公すること――。その厳然たる士道を追い求めんとするとき男たちの前に荒野が拡がる。真の武士とは…
死中に活あり!幕府御状箱を奪い、柳生封廻状を手に入れた父子に黒鍬者と柳生の追手が迫る!死闘の最中、互いを見失う一刀と…
闘いの中で離ればなれとなってしまった大五郎は、一人ぼっちで父を捜して広野をさまよう。人智を超えた強い絆によって結ばれ…
兵庫、蔵人、軍兵衛と三人の子を一刀に討たれ、深い痛手を負った柳生列堂の怒りは、ついに柳生以上の実力と目される新たな追…
黒押出死(くろおしだし)と異名をとる恐ろしき暗殺集団、喰代(ほおじろ)柳生との死闘。人として武士として生きる道を断た…
牛頭馬頭(ごずめず)を描きし札は冥府魔道の護符なり。刺客を依頼する者はこの護符を古刹の門前に貼るが、逆に刺客の子連れ…
眼前にありて見えぬものこそ“草”たる使命なり。柳生の“草”の手練たちの思いもよらぬ忌まわしき秘技が、一刀親子の命を狙…
拝一刀の水鴎流浪切の太刀を破るべく、柳生烈堂の編み出した秘術・お手玉の剣を駆使する喰代(ほおじろ)柳生の娘、鞘香との…
ついに柳生封廻状の謎を解き明かした拝一刀。積年の怨みをこめ、柳生烈堂との雌雄を決するため江戸へ向かう。だが、親子の首…
多くの民を賞金首五千両の争奪戦に巻き込まぬため、ぷっつりと行方を断った一刀と大五郎。焦る柳生烈堂に将軍は、直属の警固…
「“子連れ狼”を倒すには手段を選ばぬ!何としても江戸入りは阻止するのだ!!」と、執念の炎を燃やす柳生烈堂。執拗な追撃…
ついに江戸潜入に成功した一刀と大五郎。だが、新たなる魔手が彼ら親子の行く手を遮る。将軍家御膳のお毒見役、唇役(くちや…
柳生烈堂は、柳生一門総がかりで一刀親子を一気に倒さんと決意を固めた。一方、親子が刺客仕事で得た生命金で購ったものは、…
ついに、ただ一人となった柳生烈堂。だが、嵐の最中、怪異が開いた水門から濁流が押し寄せ、いまにも江戸市中を水没せしめん…
おびただしく横たわる柳生の家士たちのねんごろな埋葬を済ませた拝一刀と柳生烈堂。天地静寂、月下蒼光の八丁河岸に二人は、…
思わぬところから、柳生封廻状を手に入れた阿部怪異。怪異は公方にそれを披見し、烈堂は公方に糾問されることになった。だが…
烈堂の放った非常の草触れ。次々と全国に伝わる奔草の狼火。築き上げた日々のしがらみを断ち、草たちは一路江戸を目指す。江…
江戸城にて謹慎の身となった柳生烈堂。城内にて烈堂の命を奪わんとする毒味唇役・阿部頼母こと阿部怪異。一方、烈堂の安否を…
八町河岸原に突き立てられた二本の刀を守る大五郎。だが、突然の大火事で大勢の人々が八町河岸に避難してきた。守れるか大五…
束の間の休息を得、希望に満ちた避難民たちが去った八町河岸は、すでに、冥府魔道に生きる一刀親子と柳生烈堂との最後の戦い…