無理がたたり、思うように仏像が彫れなくなってしまった無我。周囲の制止を振り切り、昼夜を問わずやみくもに彫り続ける無我に対し、零雄は力づくでその手を止める。苦しむ無我の姿に、零雄は彫刻の楽しさを思い出させるため、ある提案をして……? 才能への嫉妬、友情、表現する者の孤独と絆を真摯に描いた仏像青春グラフィティ、完結!
寡黙で人付き合いが苦手な無我は、人気者で自分とは正反対の幼なじみ・零雄に誘われ、幼い頃から仏像彫刻に打ち込んでいた。…
開いていく実力の差に耐え切れず、逃げるように仏像彫刻をやめた零雄。無我もまた、大事な友人を傷つけた罪悪感から、彫刻刀…
大事な友人を傷つけた罪悪感から、彫刻刀をおいていた無我だったが、周囲の支えもあり、いつか零雄が彫刻の世界に戻ってくる…
開いていく実力の差に耐え切れず、逃げるように仏像彫刻をやめた零雄。無我もまた、大事な友人を傷つけた罪悪感から彫刻刀を…
「本当はわかっていた。嫌いになれないことぐらい…」。開いていく実力の差に耐え切れず、逃げるように仏像彫刻をやめた零雄…
無理がたたり、思うように仏像が彫れなくなってしまった無我。周囲の制止を振り切り、昼夜を問わずやみくもに彫り続ける無我…