自分らしくあるために、高校卒業と共に町から出ていくと決めていた水野。家に縛られ、敷かれたレールの上をただ歩くしかないと諦観していた茶山。すれ違いながらも高まる互いへの思い。それぞれの決心が揺らぐ中、ふたりはどんな未来を選択できるのか……。生傷絶えない田舎町ガールズラブ、胸締めつけるフィナーレ。
「水」と「茶」くらいしか取り柄のない小さな町は、一大産業である茶園側と、茶園による水質汚染を主張する“そうでない側”…
自分らしくあるために、高校卒業と共に町から出ていくと決めていた水野。家に縛られ、敷かれたレールの上をただ歩くしかない…