『おたんじょおびのプレゼント、みずうみでいいや』。うきうきして豊上(とよがみ)さんに会いに行った自分が恥ずかしかった――。多くの人々の優しさに包まれて、のんのんとともに生きてきたスウ。とりわけ豊上さんと過ごす時間は、胸が弾むひととき。だけど天国の皓(あきら)との思い出は、まるで昨日のことのように色鮮やかにスウの心を染めている。スウとのんのん、そしてふたりを見守る人たちの愛のメモリー。
もうわたしには、家族がふたりいる――。スウこと高原菫子(たかはら・すみれこ)はシングルマザー。両親を亡くしてひとりぼ…
こんなに自分を必要とし、愛してくれる存在があるというのは、それだけで幸せ――。シングルマザーのスウ。4歳の娘・のんの…
『おたんじょおびのプレゼント、みずうみでいいや』。うきうきして豊上(とよがみ)さんに会いに行った自分が恥ずかしかった…
「逢えなくても想うだけで安らげる、なんて……嘘つきなわたし――」海外赴任していた豊上(とよがみ)さんが一時帰国し、ス…
弱音を吐かない貴方だから少し淋しい――。遠く離れた豊上(とよがみ)さんとともに、喜びも哀しみもわかちあいたいと思うス…
いつも思ってる……3人で暮らせる日のことを――。一時帰国した豊上(とよがみ)さんをまじえ、スウとのんのん母娘(おやこ…
恋しいって思っているのは、わたしのほうだけじゃないかって、不安だった――。ロンドンでひとり、遠く離れたスウとのんのん…
皓(あきら)が叶えられなかった夢の続きを、きっと豊上(とよがみ)さんが叶えてくれる――。ついに、豊上さんが帰ってくる…