天下を見据える羽柴秀吉(はしば・ひでよし)による紀州征伐は、大詰めを迎えていた――。仙石権兵衛(せんごく・ごんべえ)は、藤堂高虎(とうどう・たかとら)・尾藤知宣(びとう・とものぶ)とともに紀南の土豪・湯川直春(ゆかわ・なおはる)軍の殲滅を命じられ、僅かな兵にて熊野山中へと攻め寄せることとなった…。地の利ある“穴熊”どもが罠を張る熊野の山で、羽柴家中きっての“曲者”三名は、如何にして難局に立ち向かうのか――!? 紀州征伐編は波乱を迎える!!
織田信長(おだ・のぶなが)と羽柴秀吉(はしば・ひでよし)の下で合戦に明け暮れ、淡路国を治める戦国大名へと出世した仙石…
天下一統へと邁進する羽柴秀吉(はしば・ひでよし)は、十万もの大軍を率いて紀州へと攻め入った。羽柴方の諸将が続々と集結…
天下を見据える羽柴秀吉(はしば・ひでよし)による紀州征伐は、大詰めを迎えていた――。仙石権兵衛(せんごく・ごんべえ)…
羽柴秀吉は“惣無事”を旗印に、己に従わぬ勢力を次々に叩いてゆく。次なる標的は、四国を束ね夢想の国家を実現させんとする…
羽柴秀吉軍、総勢十四万が三方面より同時侵攻!! 秀吉の送り込んだ大軍が、阿波・讃岐・伊予の三ヵ所より上陸。世にいう“…
秀吉による天下一統は着実に実現へと近づいていた。だが、未だ戦乱が続く九州にて、“戦国最強”と謳われる「島津」がついに…
時は天正六年十月、九州の覇権を争う”耳川の合戦”が勃発した。豊後の大友宗麟の大軍が日向へと侵入、それを島津四兄弟が総…
豊臣秀吉は、島津討伐の先鋒に仙石権兵衛秀久を選んだ。大役を任された権兵衛は、かつての敵であった長宗我部元親ら四国勢を…
島津家久は府内の南にある鶴賀城を包囲、そしてそのまま動きを止めた‥‥。まるで仙石権兵衛の出馬を待ち構えるかのように。…
仙石・長宗我部連合軍は、ついに島津軍と激突!! 鬼気迫る島津兵の攻撃に苦しめられながらも、仙石軍は少しずつ戦線を上げ…
史上最大の“失敗”に、権兵衛の運命は!?
仙石家は改易され、もはや大名でもなく武士でもなくなった権兵衛は、身ひとつで高野山へと向かった。己を知るため、そして罪…
豊臣秀吉の覇道は日ノ本の外へと広がってゆく。栄華を極める豊臣家は、このまま天下静謐を実現できるのか? その鍵のひとつ…
戦国の始まりと終わりを見届けた、「北条」とは如何なる家か――。応仁の乱によって荒廃した京に、志を抱く者あり。その名は…
豊臣秀吉、関東へ侵攻…!! 迎え撃つは「北条家」ーー。異能の才を備えた開祖・北条早雲より、五代百年をかけて関東に強国…
豊臣秀吉と北条家の決戦に、仙石権兵衛は家臣の忠勇三十騎を引き連れ参戦することを決意した。すべてはここから――欲も後悔…
小田原合戦はいよいよ包囲戦に突入! そして仙石権兵衛の復活に向け、第一の鍵となる人物は「徳川家康」!? 権兵衛の縁が…
豊臣軍による小田原攻め、20万という空前の大軍勢の中に、未だ武功の無い仙石権兵衛の姿もあった。「ヤマイヌの計」の端緒…
決戦地は小田原城早川虎口。対岸から豊臣秀吉が見下ろす戦場に、最前線で槍を振り回す懐かしき猪武者の姿があった!! 敵将…
家祖宗瑞より百年の時を経て、北条五代の築き上げし「法の国」が、今まさに豊臣秀吉の「銭の大国」に飲み込まれんとする折、…
誰が登り詰め、誰が堕ちるか……。合戦無き世に幕を開ける豊臣政権内の権力闘争、勃発!! そして念願の大名復帰目前で、仙…
豊臣秀吉は天下を平らげ、かつてない大事業に挑む!! だが、盤石なる政権運営の裏で、数々の危機的状況が生じていた。 奥…
唐入りを急ぐ豊臣秀吉の命により、名護屋の地に築かれた城塞都市に、空前絶後の大軍が集められる。諸大名の支配を固める天下…
文禄の役――渡海先に待つ過酷なる現実!!泥沼化する明国侵攻への道――。渡海軍が疲弊してゆく中、秀吉は自身の渡海延期を…
我らが仙石権兵衛が信州小諸の町づくり!!関白の心に疑惑ありーー!?豊臣家存亡の危機!!歴史的悲劇”秀次事件”の因とは…
人生の最期に、天下人は何を望むのか。類稀なる才能をもって戦国を駆け抜けた傑物・豊臣秀吉。すべてを手に入れた男の命の灯…
天下人、秀吉の死、天下分け目の合戦、そして戦国時代は終焉を迎える。史上最も失敗し挽回した男は、人から人へ繋がれし縁に…