ヒロシの存在が頭から離れない龍一はなにかしら行動を起こさねばと焦燥感を募らすものの、相変わらず街をさまよっては狭い自宅に帰るという日々を送っていた。一方、須貝もマリエがヒロシに取られると不安と焦りが止まらない。そこにヒロシが現れ…。
ロシアの文豪、フョードル・ドストエフスキーの名作小説「罪と罰」を、柳沢きみおが現代日本に置き換えコミック化。 数多の…
T大を休学し、貧しい生活を送る瀬島龍一。彼のもとに届いた母からの手紙には、田舎に暮らす母と妹マリエの近況が書かれてい…
ついに恐ろしい強盗計画を実行に移した龍一は、様々な複雑な感情に駆られながらも震える手で金庫を開ける。しかし、そこに店…
質屋の店主を殺害し、2日間眠り続けていた龍一のもとに妹の婚約者・須貝が訪ねてくる。須貝に母の悪口を言われ激昂した龍一…
変わらず優しく接してくる水野に強盗殺人の真犯人は自分であると告白した龍一。冗談を言っているのだと話を信じない水野とと…
人が変わったように理性的で優しくなった龍一に不安を覚える母と妹のマリエ。水野も龍一の態度に不信感を感じていた。マリエ…
いつの間にか夜の町中に立っていた龍一に謎の人物が手招きをしている。そのまま付いて行くと、そこには殺したはずの老女の店…
水野と共に、妹・マリエの婚約者・須貝との話し合いに赴く龍一。 マリエは龍一と須貝に和解を求めるが、貧しい母娘が自分か…
龍一を強盗殺人の犯人だと確信した水野。 婚約者と兄に捨てられたマリエとその母を見た水野は、龍一の代わりに息子と兄にな…
幼い妹達や病弱な母の為に風俗で働く千加は聖書が心と支えとなっていた。 その聖書を千加に与え、話し相手になっていた人物…
貧しくなる一方の母と妹、その貧しさから助けるという名目で妹に近づく須貝、そして核心に迫りくる警察――。追いつめられた…
千加に自らの罪を告白した龍一。抱えきれない苦しみから「見捨てないでほしい…」と呟く龍一に、千加はある提案をするが…。
龍一から質屋の強盗殺人事件を告白された千加は、悔い改めるよう強く迫る。しかし龍一の心は頑なで…。
須貝との婚約破棄を知ったヒロシは、またしてもマリエに近づき始める。龍一の起こした事件についても真相を知っているようで…
「キミと私はよく似ている」――ヒロシにそう言われた龍一は強く反発するもののはねのけられずにいた。事件の真相を知ったヒ…
ヒロシの存在が頭から離れない龍一はなにかしら行動を起こさねばと焦燥感を募らすものの、相変わらず街をさまよっては狭い自…
龍一が狂ってしまったのではと案じた水野は龍一のもとを訪ねるが、龍一は心配も意に介さず、母と妹を水野に預けると伝える。…
龍一は、自身を質屋殺しの犯人と疑う刑事と対面する。刑事は龍一の心理を分析し、「アンタが殺したんだ…」と龍一に断言する…
龍一がヒロシを訪ねると、龍一の焦燥感を嘲るかのようにヒロシは持論を展開する。話の矛先はマリエへの欲情に移り、いかに彼…