死を間近にした豊臣秀吉は秀頼を世継ぎとするため、家康の世子・秀忠と淀君の妹・小督(おごう)の婚姻を勧める。その目的を知りながら受け入れる、主・家康の真意を計りかねる柳生宗矩だった。徳川幕府を支えた剣豪・柳生宗矩の生き様を鮮烈に描く、時代劇巨編第二巻。
文禄二年(1593) 23歳になる柳生宗矩は、己の剣の道について悩んでいた。鉄砲という新たな武器の前で、果たして剣が…
死を間近にした豊臣秀吉は秀頼を世継ぎとするため、家康の世子・秀忠と淀君の妹・小督(おごう)の婚姻を勧める。その目的を…
平和の時代となり、福島正則、本多正純などに改易が次々となされる。それは幕府を統制する為の宗矩の非情な決断だった。その…