“精神感応(テレパシー)”は途絶え、残された彼との絆は心臓(いのち)だけ。殺人鬼の欲動の如き暴走を追い、私は高速を逆走する! 不可解な現象から、赤の他人である老人・武藤勘二(むとう・かんじ)と思考と心臓を共有するようになった、平凡な会社員・久我真咲(くが・まさき)。テレパシーを利用した計略で、殺人鬼による監禁を脱した真咲だったが、武藤は殺人鬼の手に落ちた。現場から逃走する殺人鬼の車を必死で追跡する真咲。が、その運転者は意外にも…。
頭の中に響いてくる、見知らぬ男の声に耳を貸した時、私の心臓は「彼」の発作と繋がれた!! 平凡な女性会社員・久我真咲(…
彼の鼓動は私の鼓動。不可解にも心臓と思考が同調(シンクロ)した、見知らぬ他人の発作のせいで……私の胸は“誘爆”する!…
深夜0時から1時間…精神感応(テレパシー)できる見知らぬ他人。殺人者に拉致された私の、唯一の希望を……兇刃が襲う! …
殺人鬼を、我が身もろとも爆殺し……葬るニトログリセリン! 深夜の街に轟いた爆震が意味するものは、私と彼の死? 不可解…
“精神感応(テレパシー)”は途絶え、残された彼との絆は心臓(いのち)だけ。殺人鬼の欲動の如き暴走を追い、私は高速を逆…